相手方の不貞により、最初の相談から3週間で離婚を成立させた事例

依頼者
夫 40代 会社員
相手方
妻 40代 パート
子ども
なし
争点
離婚の可否、慰謝料

状況

妻はパート先の上司と不倫をしていました。夜間に長時間電話をしたり、いつもスマートフォンを手放さないなど、不審な行動が目立っていました。依頼者が調査会社(探偵)に依頼すると、妻は平日の昼間から不倫相手とホテルに行っていることが発覚しました。

対応

依頼者は、なるべく短期間で離婚を成立させたいと考えていました。幸い、相手方は依頼者が相手方の不貞行為に気づいている事実を知りませんでした。そこで、行き先を告げずに相手方を連れ出してもらい、一気に説得して、出来ればその日に離婚届を作成することにしました。

数度の打ち合わせを経て、当日、相手方を当事務所に連れてきてもらいました。その場で、端的に要件を告げ、不貞の証拠となる調査会社(探偵)の調査レポートを提示しました。相手方は、最初、不貞の事実を否定しようとしましたが、調査レポートを見せながら説明すると、落胆して不貞の事実を認めました。そして、相手方に、あらかじめ決めておいた離婚条件を提示しました。内容は、仮に訴訟となった場合の結論を想定した、公平なものとしていました。依頼者が本気であり、離婚が避けられないこと、長期化しても結論はさほど変わらないと考えられること、などを説明すると、相手方も渋々離婚を認めました。そこで、そのまま協議離婚書と離婚届を作成しました。

ポイント

短期間で離婚を成立させるためには、離婚原因について相手が反論できないほどはっきりした証拠が必要です。そのため、調査会社(探偵)の調査レポートは有効な手段です。また、相手方が、離婚に応じやすいよう、法的に公平な条件を提示することも、短期間で離婚を成立させる上では重要だと思います。

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