モラハラをやめさせるためには

sl-1240001 タイトルには反しますが、モラハラ加害者にモラハラをやめさせることはほとんど不可能であると思います。

 加害行為をやめさせるためには、その行為をやめるべきであることを加害者が十分に理解する必要があります。しかし、自分の非を認めない人格を持っていることがモラハラ加害者の特徴ですから、他人が指摘することでモラハラ加害者が反省し、行いを改めるのは考えにくいことです。

 

 また、モラハラ加害者にとっては、モラハラ行為は自然に行っている行為であり、いわば日常習慣ですから、やめるには相当のエネルギーが必要です。反省もせず、モラハラ行為を行うことがその人の本質だとすれば、他人が説得してやめさせられるものではないと思います。

 ですから、モラハラの被害者になった場合、加害行為をやめさせることよりも、加害者から離れることを考えるべきでしょう。モラハラの被害者の方は、モラハラを受けていても「自分が悪いのではないか」と考えてしまいがちで、自分から離れていこうと決断出来ない方が多いでしょう。

 しかし、「優しいときもあるし、いつか分かってくれるのではないか。」と期待してもいても、状況が改善することはほとんどなく、逆に悪化していくことの方が多いと思います。

 自分が受けているのはモラハラではないかと思ったら、1人で考えるのではなく、専門家に相談することをおすすめします。


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